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臨済宗妙心寺派 kougenji Temple |
白隠禅師 延命十句観音経霊験記 |
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| 「延命十句観音経について 白隠禅師の著書「延命十句観音経霊験記」 白隠さんが説いた「延命十句観音経霊験記」の功徳 その中で説かれた、地獄をみてきたお蝶さんのおはなし |
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白隠禅師 延命十句観音経霊験記 |
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| 「延命十句観音経について 白隠禅師の著書「延命十句観音経霊験記」 白隠さんが説いた「延命十句観音経霊験記」の功徳 その中で説かれた、地獄をみてきたお蝶さんのおはなし |
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| ＴＯＰ＞高源寺雑記・資料＞こころゆたかに生きる（延命十句観音経）5 |
| 白隠禅師の「延命十句観音経霊験記」 白隠さんの著書に「延命十句観音経霊験記」があります。 これは32500字、400字詰めの原稿用紙にして81枚という長文の手紙で、さる九州の大名に書き与えたものです。 白隠さんはこの手紙の中で 一、この経を読んで瀕死の重病人が治癒したはなし。 一、捕らえられ誅されんとした武将が、この経を読むと、敵将の夢に観音が現われ、この武将を救いなさいと諌めたため、この武将が救われたはなし。 一、手越の薄島（すきじま）のお蝶さんという娘が死んで地獄で途方にくれたとき、10歳位の小僧にこの経を教えられ、思わず口ずさむことにより生き返ったはなし。 ・・・などが繰り返し繰り返し語られています。 とくに、お蝶さんの「地獄を見てきた話」はまことにリアルで、今ならさしずめ裁判官である閻魔大王の取調べ、検事告発は「俱生神（ぐしょうじん）※註」が今までの罪の書かれた帳簿をめくって、一生の罪科を点検するという具合です。 この閻魔大王の前に先ほどの小僧が現れて、たちまち観音と化し、この娘は延命十句観音経を護念して未だに寿命が尽きないから、娑婆（シャバ）へ返して延命十句観音経の功徳を衆生に知らせる方が良い、と意見具申をします。 そして娘は生き返って、延命十句観音経の功徳を白隠に物語ったというのです。 （註釈）俱生神：私たちが生まれるときに一緒に生まれ、ひとりひとりの肩に留まっていて、 わたしたちの行状を逐一記録、死後閻魔大王の前で善悪すべてを報告するとされる神。 |
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